とうとう、見つけたわ・・・・

ハアハア、息を切らせて・・・

見つけたわ、紺色のジャケットを着ている

駅員・・・・

近づく列車のヘッドライトに柔らかく輪郭をなぞられて

美しいすがた

駅員のすがた

都会に近いほどカンテラの動きはおおらかだ・・・・

わたしが追いかけていた

駅員が そこにいる

思えば夏服の駅員は 「駅員の人」だった

「駅員の人」も人間らしくて親しみを感じたけど

紺色のジャケットをまとった駅員はまさに「駅員」だ

「の人」を取り去って、ただの、ただの、「駅員」だ、

駅員が厚着になると、空間に駅員そのものが、浮かび上がる

東京の、秋の日暮れは、赤でなく、青、青み。

青みが深くなる秋のプラットホームで、完成された駅員に出会って、すてき、すてき、わたしは駅員と追いかけっこをする、駅員さん、待って、待って、まだ夏は行ききっていないの、待って、待ってよ・・・・ジャケットを着た駅員が駅員のかたちに空間を切り取る、お客様、追いつけないでしょう、お客様、アナタみたいな短足のひとは、ハハハ、アナタが駅員に追いつこうなんて、百年早いんですよお客様!!!と、わたしをバカにしながらカンテラを振り回してわたしの視線の蜜蜂を追い払う、急行電車が来ました、と。

混んでいる電車の中で、大きな声の若者のグループに囲まれるわたし、化粧の濃い女性たち、髪の毛を立てた男性たち、が、低いハスキーな声で楽しそうに声をあげている、男性のなかには背の高い白人男性が二人、電車の中で大きな声で騒いでいる、とそのとき、ヨロヨロしていた若い女性がねーなんか吐きそうダヨ~、だそうで、おおおおお、助けて車掌さん、となりにいる化粧の濃い女性が、楽しそうに吐きそう、だよ、ああ、吐瀉の予感とはこんなに日常的で明るいもので良かったのか、と、ちょっとうらやましくなる、わたしにたりないのはそういう開きね、友達は大事だね、おおおおお。

あいまいにダラダラと過ごした日でした。仕事で、声を吹き込んだ教材などを作っていました。そんな仕事も、ポエトリー活動なしにはできなかった仕事だろうな~と思うと、創作もすごく役立っているのを実感します。

さいきん、いろいろな活動が関連しあって、そしてわたしという人間を形作ってくれているんだなと実感します。

気分はまるで、ジャックとお豆さん(意味不明)。

少し前の写真ですが。